Jabra Elite Active 65T インプレ

前回の記事はJabra Elite Active 65T(以下65T)の購入動機とその報告だったので、今回はレビューというか使用雑感記事ですね。まぁ適当に書いていくんで、ちゃんとしたレビューを見たい方はAmazon等のレビューを参考にして下さい。また、同じtwlとして対比にSOL REPUBLIC AMPS AIR(以下AMPS AIR)を使いたいと思います。
ケース
65Tのケースはプラスチック素材の為かなり小さく軽いです。前に使っていたのがAMPS AIRだったので尚更そう感じますね。高級感や堅牢性は素材がアルミのAMPS AIRの方に分があり所有感を満たしてくれます。更にモバイルバッテリーにもなりますし、ケース単体の評価ならAMPS AIRが一枚上手ですね。…でもまぁ落としてAMPS AIR本体の充電が出来なくなったから65Tを買ったんだからこの評価も的外れって事になるんですが(苦笑)
ケースの開閉もAMPS AIRの方が軽く快適ですが、不評が多い65Tも慣れればそうでもないです。逆にケースを落とした時にはAMPS AIRは開いて中身が飛んでいって紛失の可能性が出てしまいますが、65Tはその開閉のし難さが幸いして紛失の可能性はAMPS AIRよりも低くなっています。
デザインは好みの問題と思いますが、ラバー素材の手触りの65Tも好きなのですが、アルミ素材で高級感のあるAMPS AIRの方が好みかな?って感じです。どちらも玉子っぽい見た目なので可愛げはありますね(笑)
音質
これは音響機器らしく繋げる出力機器によって音質は変わるし、ユニバーサルインイヤーモニター(以下IEM)特有のイヤーピースによって音の傾向が変わるのですが、画像の組み合わせの様にONKYO DP-X1と付属イヤピが1番良い音で聴けますね。まぁ良いと言っても65Tと同じ価格帯のワイヤードIEMと比べると聴けるレベルではありませんが…。当然昔セールで1万ちょいで買ったer4sの方が遥かに聴いていて楽しいです。
ワイヤードIEMの価格帯でいえば、良く言えば5千円~1万円台程度の音ですかね?今使っているスマホ、SamsungのNote8の付属イヤホンよりも少し音が良いかな?程度の音質です。あえて手持ち(紛失済み)ユニバーサルで似た傾向のIEMをあげるならばゼンハイザーのIE7ですかね?IE7もゼンハイザーにしては普通のIEMでしたが、この65Tも結構普通のIEMです。
音の傾向としては高中低不足ないニュートラルな音質ですが、敢えていうならば中低音よりのカマボコで、解像度は5千円レベル。音場は縦にはほぼ伸びず横伸びでそこまで狭さを感じないかな。音色や音場はイヤピと出力機器で変わる可能性はありますが、解像度の向上は望めないかも。で、イヤピもコンプライ系は自分的(昔の使用イメージ的)には高音域をスポイルされるし音場も死ぬのでアウトなんでシリコン一択です。
結構酷評しましたがトゥルーワイヤレス(以下twl)のIEM的な感想ならば高音質とは言えないまでも評価は高くなります。
また中低音よりのカマボコと言いましたが、男性ヴォーカルは得意ですが、女性ヴォーカルはBluetoothの帯域制限か65Tの限界なんかは知りませんが中高音域にピークがあるようで少し割れて汚いヴォーカルになってしまうのが玉に瑕です。まぁこれは音源側にも問題があるかもなので要検証ですね。

少し項目からズレてしまうのですがノイズ関係の話を。
まず前提として同じくtwlのAMPS AIRとの比較(というかAMPS AIRしかtwlを聴いたことが)なのですが、この65Tは接続時に発生するホワイトノイズが皆無です。AMPS AIRは小音量の時には盛大にホワイトノイズが乗っていたのですが65Tはどんなに小音量でも乗りません。これにはかなり感動しました(笑)IEMで大音量って確実に難聴コースですよね。ていうか解像度が高く遮音性があるIEM(手持ちのer4s)なら音量をとらなくても上から下まで綺麗に鼓膜を揺すってくれるんで上げる必要がないんですよね。で、この解像度の低い65Tで小音で満足いくの?って疑問に思われるかもしれませんが、ワイヤードIEMとは使用用途が違うんですよね。ワイヤードIEMは音楽専用で、twlIEMというか65Tはながら聴き専用なんですよ。極端な話この65Tは仕事中聴きながら急に話掛けられたとしても、お誂え向きにhair throughという外音取り込み機能もあるから会話も可能。音楽を聴きながらでもテレビを視聴も可能(笑)な最強のながらIEMなんですよね(笑)
使用感など
次に付け心地ですが、IEMの中では上位の方ではないでしょうか?イヤピで耳の中を真空状態にしてしまうのでどうしても圧迫感がを感じてしまうのは当然なのですが、er4s(改造ソニーイヤピ)や10proの様に耳動を完全に塞ぎ耳奥まで入れるものではないので、それらよりは完全にマシです。自分に合うイヤピに出会えれば耳道の圧迫感は解消されると思います。
本体の大きさがあるので耳との接触部分が多くありますが、ラバー素材なのでそれ程不快感はないですが、長時間装着していると違和感は感じてきます。これも個人の耳型に依存するので付けてみてとしか言えませんね(笑)
ユニバーサルで似た傾向の装着感はIE8ですかね。人間工学に基づいた設計がなんたらでアレもかなり付け心地は良かった気がします。65Tはアレの接触部分が多い版と思ってくれても良いです。
また、結構ハードに動いてもイヤピ(純正L)がしっかりと耳道に吸い付いているので全く外れませんでした。
最後に──
取り敢えず疲れたので今日もここらで切り上げたいと思いますが、この65T、思っていたよりも結構良いIEMですね。記事執筆中も使用していましたがストレスをあまり感じる事なく聴けていました。記事執筆時、色々他の事もしていたので長時間装着になりましたが、er4sならこの装着感時間は耐えれなかったと思うし、途中で聴き疲れを起こして執筆どころでは無かったと思います。
しっかりと使用用途に合致しているので本当に買って良かったなと、人にお勧めしたいなと思えるIEMでした。
まぁ音楽に没入したいならある程度のワイヤードIEMを買えって事ですな(笑)

Mono horizon

オーディオやVR、ウェアラブルガジェットやゲームなどの雑感を駄文で不定期に気ままに綴っていくブログ。

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